ルンバを使ってみてあまり良くない事とその対処法ーその1

2022年2月24日

うまく動かない、充電されない

ルンバは精密な部品でできているロボットですので、一定の割合で故障がおきます。結構故障しやすいと考えて購入した方がよいかもしれません。

日本仕様正規品を購入すれば、一年間無償修理を行なってもらえます。さらに修理から戻ってきた後、90日以内に不具合が再び発生したなら、無償修理してもらえます。

保証書をなくさないように気をつけましょう。

さらに、ルンバの公式オンラインショップで購入し、ユーザー登録をすれば、三年間無償修理のサービスもあるようです。

海外仕様のルンバは保証対象外ですので注意が必要です。

保証期間がきれたルンバの修理は当店にご相談ください。

床置きの物が多いと掃除出来ない

床に物を置くしかない方は、ルンバに掃除してもらうのはなかなか困難かもしれません。

少し片づけてみて、その状態を保てるなら、ルンバはスイスイ掃除してくれます。

ルンバが通れるように、高さ10㎝、幅40㎝より狭いところは片づけたほうがいいです。

ベッドやソファの下の、今まで手が届かなかったところも、隙間があればルンバはきれいにしてくれます。

ルンバのおかげで、床に物を置かなくなって部屋がきれいになった方がたくさんおられます。

動きの効率が悪い

ルンバの上位機種でなければ、ルンバはランダムに動き、同じところを何回も掃除したり、掃除残しの箇所も出てくるようです。

でも、人が掃除してもそれぞれで、円く掃除機をかける方もいるし、きっちりかける方も忙しければ雑になるのは往々にしてあることです。

ルンバは6畳くらいのお部屋を30分くらいかけて掃除します。どんなに丁寧な人でもそこまでする人はなかなかいないと思います。いじらしいほど何回も掃除してくれるルンバを見てると愛着が深まることもありそうです。

無駄のない動きをルンバに求めるなら、マッピング機能のついた上位機種を買えば、端から順にしっかり一筆書きで掃除してくれます。

騒音

今は静かになっているとはいえ、ルンバも掃除機なので結構な音がします。以前友人の家を訪ねたとき、別の友人の幼い子供さんが突然動いたルンバにびっくりして大泣きしていました。

ペットや子供が怖がることがありうるのでそこは注意です。

でも、家にいるときにルンバに動いてもらう必要はないので、家にいない時に掃除できるよう、スマホで操作したり、スケジュール機能のある機種にすれば何の問題もありません。

ホームベースに帰れずに途中で止まっている

先ほども述べましたが、ルンバは高さ10㎝、幅40㎝未満の所は通り抜けることができません。もしいつも同じところに引っかかっているなら、荷物や家具の位置を移動して、ルンバの動線を確保してあげましょう。

さらにコード類は巻き込んだり絡まったりしやすいので、コード類も片づける必要があります。どうしても床にコードを通さなければいけない時は、断面が半円の配線カバーでコードを床に固定すれば、その程度の段差はルンバは越えていきます。

また、ルンバがホームベースに帰ってなくて充電されていないという場合もあります。ルンバ公式サイトではホームの設置場所として、前方2m、左右1.5mのスペースがある平らで硬い床の上が推奨されています。またホームは軽いので、壁沿いに設置しないとルンバがホームを押してしまい、充電がうまくできないことがありますので注意しましょう。

そしてマッピング機能のないルンバは基本1部屋を掃除するように考えられているので、部屋のドアが開いていたりすると迷子になってしまうことがあります。

さらに、頻繁に途中で止まるようであれば、バッテリーの性能低下の可能性がありますので、バッテリー交換も考えてみる必要があります。

ルンバが段差に落ちる

ルンバの外周には落下防止センサーがついていて、段差を認識して階段などから落下しないようにできています。しかし、床の色などで正しく段差を認識せず、段差に落ちてしまう場合があります。

何度も落下するようなら、オプションのデュアルバーチャルウォールを使うか、上位機種の場合はスマホアプリから進入禁止エリアを設定して、落下しないようにしてあげましょう。

まとめ

新しいものを導入する場合は、メーカーもお客さんも慣れていないため、いろいろと不都合が生じやすいものです。ですからルンバを使うときもいろいろなイライラが起こるのは仕方ないことです。でも、ルンバの歴史を見ればわかる通り、消費者の意見を取り入れてルンバの性能はだんだん向上し、安価な機種も高性能になっていっています。

これからもルンバの性能がよくなることは間違いないですが、今使っている機種も長持ちできるよう、少し工夫できたらいいですね。

部屋をルンバが動きやすいように少し整えることや、ホームベースの設置位置に注意したり、落下や迷子にならないように気を使うことで、ルンバはその能力をいかんなく発揮するでしょう。