ブラーバを使ってみて面倒と思うことと、工夫できること

2022年4月25日

iRobot公式サイトより

段差に弱い

ブラーバは水拭き掃除をするロボットなので、ずっとパッドを擦って掃除しますから、2〜3mmの段差は超えられますが、それ以上は無理なようです。

段差のある所は持ち上げて移動するしかないかもしれません。あるいは最初から侵入禁止設定で、段差のある所に侵入しないように設定することもできます。

タンクの水がすぐなくなる

ブラーバジェットは水を前面から吹き出して拭き掃除をしますから、タンクの水は割と早く無くなります。

特に250は水タンクの容量は150mlなので、部屋全体の掃除とピンポイントの掃除を何箇所か行えば、次の日は途中で水がなくなるということがあるかもしれません。

水がなくなると、ブラーバジェット自体が止まってしまいますので、毎日水を補充することしか方法はなさそうです。

クロスの洗濯が面倒

洗い替えクロスは、大まかにゴミを取ったあと、水で揉み洗いできますが、かなり汚れていて、洗うのは大変です。

ビニール袋に酸素系漂白剤と一緒に入れてしばらく置き、その後揉み洗いする方もおられるようです。

洗濯機でも洗えますがあまりに汚いのでそれは人それぞれですね。

使い捨てクロスは洗剤が練り込まれていて、汚れがよく落ちますが、一枚100円ほどしますので、そればかり使うのはコスパ的に良くないです。

それで、ブラーバを使いたてのときは使い捨てクロスでしっかり汚れを落とし、だんだん床がきれいになってくると、洗い替えクロスで洗うようにするのが良いようです。

その後は床の汚れに合わせて、時々使い捨てクロスを使うのがいい感じです。

ちなみに、ブラーバのクロスにも純正品以外に互換品も売っていますので、試してみる価値はあると思います。

今まではブラーバジェットの例ですが、390jで掃除するときでも、前もって汚れが酷いところにフローリング用の洗剤を少しかけて、汚れを浮かせてから掃除をしてもらえば、ブラーバジェットと同様の効果がでます。

そして390jはクイックルワイパーのシートが使えますので、その際にもフローリング用洗剤と併用すればブラーバジェットに準じた美しさになるかもしれません。

床の端やフローリングの隙間にゴミが残ったり挟まったりする

ルンバは放って置いてもゴミを吸いに出かけてくれますが、ブラーバはそうではありません。

ホコリや細かいゴミが散乱する部屋でクイックルワイパーをかけてもあまりきれいにならないのと同じです。

あくまでブラーバは拭き掃除機ですので、ブラーバを稼働する前に、床に落ちているゴミの量などをチェックしないと、期待した仕上がりにはならないです。

ルンバか、手動で掃除機を前もってかけることが必要ですね。

ブラーバが臭う

ブラーバは水を使って掃除するものなので、タンクとかクロスなどをほったらかしにしておくと、雑菌が繁殖して臭いの元となります。

タンクの水も頻繁に替えることが必要でしょう。時々薄めた中性洗剤をタンクに入れてよく振り、水で濯ぐかたもおられるようです。

ブラーバを踏むことがある

特にブラーバジェット250はコンパクトで、いろんな隙間に入って行けるという素晴らしさがありますが、反面目立たずに踏んで転倒するようなことが、子供をお持ちの方にはありがちです。

さらに隙間に入って行って、電池切れや水切れで止まってしまい、行方不明になることもあります。

対策としては、子供やペットと同じ部屋でブラーバを動かさない方がいいですね。

また、いざ使いたい時に電池切れだと2〜3時間充電時間がかかりますので、毎日充電して、タンクの水を入れ替えることも、面倒ですが重要なこととなります。

m6はタンクも大きく、電池も自動充電ですので、そこまで神経質にならなくてよいようです。

まとめ

ここまで、ブラーバを使っていて困ったことを並べてみました。

段差には弱く、水や電池の充電もこまめにしなければいけないし、クロスの洗濯は面倒だけど、コスパを考ると使い捨てクロスばかり使うわけにいかない。

前もって掃除機をかける手間もかかる。

いろいろ考えると、買っていいのか、あるいは買ってはみたものの、この先ちゃんと使えるのかという心配も起きます。

特にルンバを使っておられる方は、ルンバと比べてかなりブラーバは手間のかかる子だ、と感じられるかもしれません。

ただ少し考えたいのは、ルンバは掃除機をかけるという最低限の掃除をする機械です。

ブラーバはそれに加えて、本当に気持ちのいい環境をつくる掃除機といえます。

筆者は清掃業の経験がありますが、プロが掃除機をかけるのは掃除の予備段階のようなもので、そのあとの拭き掃除の質によって、どれくらいきれいになるかどうかが決まります。

そして拭き掃除はなかなか終わらない、時間と労力のかかるものです。

その一部分をブラーバが代わってくれるのですから、ブラーバを丁寧に扱って、足の裏が気持ちいいという一段上の気持ち良さを経験されるよう願います。