ブラーバのお手入れ方法
はじめに
日本人の新築住宅の7割はフローリングになっており、床の水拭きを週一回以上されている方は6割を超えているそうです。このように床の雑巾掛けが普通に行われている日本の家屋ですので、ブラーバにこまめに床を拭いてもらうのはとても便利なことです。
ブラーバのお手入れ箇所
ブラーバはルンバに比べると、ブラシやゴミを吸い取る部分がないので、お手入れしやすいといえます。
日常的にお手入れする部分としては、クロスとクロスパッド、水のタンクなどがあります。
クロスにはドライモードのクロスとウエットモードのクロス、それぞれ洗えるものと、使い捨て用があります。
クリーニングパッド
クリーニングパッドはマグネットでついています。m6では本体前側面にあるボタンを押して、隙間に手を入れて外すことができます。
普段はそこまでする必要はありませんが、パッドの溝にホコリが挟まっているようでしたら、サッシを洗うようなブラシで時々ホコリを取ることが必要です。さらにはパッド本体ゴムの部位を水拭きできます。

さらに時には、酸素系漂白剤を40℃以上のお湯に溶かして15〜30分つけ置きすることによって、雑菌の繁殖を防げるでしょう。
またパッドのお手入れには、エタノールとか、綿棒、メガネ拭きも使えるでしょう。
また、エアーダスターという、スプレー缶に入った、ホコリを飛ばしてくれる便利な物もありますので、なにかとホコリがつきやすいパッドのお手入れに使えます。
クロス
ゴミが落ちてないように感じても、ブラーバは丁寧に拭いてくれますので、ドライモードのクロスはかなりホコリが取れることが多いです。そのままにしておくとバイ菌の繁殖につながります。

それで、ドライモードでブラーバが掃除してくれたあとは放っておくのではなく、こまめに掃除機などでクロスのホコリを取り除きましょう。
ウエットモードのクロスはもちろん濡れていますから、水洗いが必要ですが、洗濯機で洗うことができます。しかし、他の洗濯物と一緒に洗うのが気がひける方もおられるようです。
面倒なのと、衛生面から、使い捨てのクロスを使うのも良いことですが、一枚100円近くコストがかかるので、それが高いと思うかもしれません。

そのようなことを考えて、ブラーバ390jのドライモードではクイックルワイパーのシートが使えるのは大きな魅力です。大体一枚30円くらいですからね。
390jはジェット噴射はしませんが、こまめに床掃除したい方の味方かもしれません。
タンク
ブラーバ390jにはウエットクリーニングパッドに水タンクがあります。
ブラーバジェット250には本体に水タンクが、m6には取り外せるタンクがついています。
そこに水を入れて掃除してもらうわけですが、掃除した後放っておくと、タンクのカビなどが気になります。
ですから、掃除した後に残った水は捨てるようにしましょう。さらに時々キッチン用洗剤を少し入れて振ることで、清潔を保っておられる方もおられるようです。
タイヤ
ブラーバのタイヤの軸にゴミや髪の毛が挟まりがちなので、時には爪楊枝などを使って、タイヤの軸のお手入れが必要です。
さらにブラーバは濡れたところを行ったり来たりするせいか、タイヤがぼろぼろになりやすいようです。放っておくとうまく動かなくなりますので、タイヤ交換の必要が出てくるでしょう。
バッテリー

掃除中に何度も止まったり、充電中にエラーが繰り返し発生する場合、バッテリーの寿命が考えられます。iRobotも一年半くらいでバッテリーの寿命と考えているようです。
そのような場合は一度バッテリーを外してもう一度つけ、途中で止まっても完全に動かなくなるまで動かし、再び充電してみて、それでもエラーが出るならバッテリーの寿命みたいです。
アイロボットサービスセンターに相談してみてもいいかもしれません。
バッテリーは純正品と互換品がありますが、安さにつられて互換品を買う場合は自己責任ですので、よく調べて一年保証のあるようなところから購入しましょう。
段差センサー
ブラーバは段差を越えられるのは3mmくらいで、段差には弱いようです。なぜなら段差を越えて、ラグとか、掃除しては困るような所に入らないためです。
また、平坦でも色が違う床を段差と捉えて、そこから先へ行かないこともあるようです。
最初にルンバを使う時は、そのようなことを見極めるために、気になる段差のところでどんな動きをするのか試した方がいいですね。
また、段差センサーが汚れていると、段差を認識できなくて落ちてしまうこともあるので、段差センサーも時々手入れする必要があります。
まとめ
ブラーバは水拭きのロボットですので、掃除した後のクロスやパッド、タンクなどに雑菌が繁殖しないよう、気をつける必要があります。
390jで市販の使い捨てクイックルワイパーのシートを乾拭き用に使えるのはとても便利で安いですね。
ブラーバが掃除してくれたあとは、ブラーバを裏返して、クロスについた掃除の成果を喜びながら、お手入れしましょう。